二月二十七日 曇り
修論発表会ならびに予餞会。M1なのに出し物をしてみた。めちゃめちゃ忙しかったが、満足である。皆さん、お疲れさまでした。
二月二十三日 晴れ
昨日は卒論の発表会があった。その後野黒美さんと卒業生数人で飲んだ。自分まで卒業する勢いがあるのだが、こんなに人に感化されやすくていいのだろうか。そして、来年ちゃんと卒業できるかが一番の問題である。
二月二十一日 曇り時々雨
いやはや、就職活動で大阪に行ってきた。今更ながら自分でも、道を歩いていたときはさぞかしアホ面であんぐり口を開けて上を見ていたことだろう。今度行くときはちゃんと地図を見て行こうと思った。
一人旅は寂しいけれども楽しい。なぜなら、ホテルは確実に自分の部屋よりも住み心地が良いからである。就職活動中は疲れるというが、僕はむしろ就職活動から自分の家のドアを開けた瞬間に疲れた。こんなことで無事に就職戦線を乗り切ることが出来るのだろうかと思うと不安になる。
二月十七日 晴れ
ネットに日記のようなものを公開してはきたものの、言論、及び表現に不適切な点が多々あったことを指摘される。
決して個人に対する誹謗、中傷などを意図したのではなく、身の回りにあった事やその時に感じ入ったことを素直に書き記してきただけだという事をここでお詫びさせていただきたい。ただ、今後の書き込みにはくれぐれも気を付けたいと思う。
最初は、いわゆる「王様の耳はロバの耳である」的な事をこのホームページに書いていくつもりであった。
しかし、これは個人のページではなく研究室のページの一端を使用しているために、このような隠し部屋をもうけてもいくつかの制約はつきまとう。
ならばいっそやめようかとも思うのだが、このページを楽しみにしてくれている人もいるので続けようと思う。
追伸
お名前は控えさせていただきますが、今日は大変お世話になりました。無知なままこのようなことを手探りで始めたものですから、今日のようなご指摘は大変良い勉強になりました。また、いつかしかるべき人にこのようなご指摘を受けなければ、僕の稚拙な文章がいたずらに誰かを傷つけることにつながってしまうかも知れませんでした。このような事を始めたのですから、その危険性というもの、そして本をお借りして勉強させていただいたように、僕が最低限しなければならないことを行った上で今後は注意深く運営していきたいと思います。僕が暴走しないよう高い位置から監視して頂けることに感謝しています。今後とも御迷惑をお掛けするかも知れませんが、よろしくお願いします。
このページを見ている人達へ、なるべくならこのページの存在は他言無用でお願いしたいです。このページが面白いとか面白くないとかは、こっそりと教えてくれれば幸いです。
なんだか今日は修正のために過去の日記を読むことになって、一人で恥ずかしくて照れちゃいましたよ。
二月十六日 小雨
結構久しぶりに部活に行った。学部生どもが試験勉強中だったためだ。ちょっと走っただけでめちゃめちゃ疲れてしまった。世代交代の波が押し寄せる。
毎週日曜日は家庭教師をしているのだが、やはり生徒が成績が上がったのを嬉しそうに話してくれるのはとても気持ちの良いことだ。
受験戦争。僕は、教え子に学力という武器をなるべく多く持たせたい。しかし、それ以上にその武器の使い方を教えたいと思う。
この戦争の目的は何なのか。どうすれば勝ったと言えるのか。
浪人をして泥沼の持久戦に及ぶ人もいれば、目的もなく武器をひけらかして勝ったつもりになっている奴もいる。
自分の中に何か一つ理想像を持つ。それに近づくために、ある時は相手の条件を呑み、そして双方相容れなくなった時に「戦争」は起きる。
受験戦争とは本当に戦争なのだろうか。
頑張って入った大学を卒業する時に、大学受験だけならまだしも、なぜ就職活動にまで滑り止めが存在するのだろうか。
大体、なぜ大学に入って「自分探し」をしなければならないのか。そのことによって下手をすれば大学に入ってきた時よりも自らの夢から遠ざかるのはなぜか。
そういう奴らが「本当の自分を見つけた」なんていったところで、なんのありがたみも感じないのである。本当の自分というのは今ここにいる自分そのものでしかない。自分が自分を捜しても見つかる訳などない。せいぜい見つけたのは鏡に映った虚像、もしくはそっくりさん程度であろう。
自分が今ある自分に満足した時、「自分を見つけた」というのだ。そして、実際に、いとも簡単にまた見失ってしまうのである。これこそが、人生そのものが自分探しの旅であると言われるその本質であろうと考える。
話が逸れてしまったが、とにかく教え子には「全教科満点とりなさい」とだけ言っておいた。教え子は冗談だと思っているかも知れないが、僕は本気だ。僕は彼に本当の「受験戦争」を乗り越えてもらうつもりだ。
バレンタインをきっかけにちょこっと格好いいこと言ってみたりして。
あ、今バレンタインとちょこをかけたのね。
二月十五日 快晴
今日は珍しく晴れ渡った。しかし、そんな外の天気をうらやましく思いながらも部屋に閉じこもって実験とバイトで一日が終わってしまった。宍道湖の夕日を見たいものだ。
浅野に500円渡して、「ステキなサムシングを探してきて」と注文したところ、うまい棒を30本買ってきやがった。お釣りの200円がむなしかった。
それでもめげず、せっかくたくさんあるので、浅野の卒論制作中のパソコンの上に半分ほどぶちかましてやった。
そしてjeongさんのファルコン管立てに二、三本しこんでおいた。
明日が楽しみである。
あ、あなたはうまい棒が14種類もあることを知っていただろうか?
二月十四日 晴れ時々曇り
バレンタインデーだ。ちっ。
香川が会議に出かけて、本当にひとりぼっちだった。
いつもお昼ご飯を食べに行くお店のおねいさんは俺に気があると思っていたが、チョコをくれなかったではないか。
ラグビー部のマネージャーは俺に気があると思っていたが、チョコをくれなかったではないか。
事務室のおねいさんは俺に気があると思っていたが、チョコをくれなかったではないか。
生化の女の子は俺に気があると思っていたが、チョコをくれなかったではないか。
深○恭子は俺に気があると思っていたが、チョコをくれなかったではないか。
みんなきっと照れていたのだろう。かわいいものだ。
ゴルダールさんがそっとチョコを差し出してくれた。
泣いていいですか?
二月十三日 曇り
二十才近く若返って見える松浦さんの髪型もだいぶ馴染んできた。
松浦さんの前で「キスしてごしぇ〜、キスしてごしぇ〜」「やめてごしぇ〜、やめてごしぇ〜」と出雲弁で一人芝居をしたら、「よそもんが出雲を馬鹿にすんじゃねぇ」と怒られた。からかいすぎたか。
リフレッシュルームに意味深なはりぼてが多数転がっていた。今年の予餞会は楽しみである。
二月十二日 曇り時々雨
松浦さんが髪を切った。生○の散髪屋で切ったらしい。あそこはもろもろの伝説を生み出してきたが、今回の松浦さんの髪型もその伝説に加わってしまった。
原口というラグビー部の後輩がかつてあそこの散髪屋の椅子に座ったら、髪型をどうするかなど一切聞かれることなく勝手にカットされ、なぜか海兵ばりの坊主頭にされて出てきたという。
今回松浦さんは「刈り上げ」を注文したらしい。しかし、散髪屋さんはバリカンを使うことなく松浦さんの髪を見事なまでに刈り上げ、更に前髪を揃えてくれたのである。キノコさながらの髪型のインパクトはそれを見たものには計り知れない。しかし、一番ショックだったのは散髪中に眠ってしまい、全てが終わり眼を開けた時の松浦さん本人では無かろうか。
おそるべしである。
二月十一日 雨時々曇り
黒瀬さんと原田君と大将で飲んだ。お好み焼きを作った。バナナジュースも作った。今回のはゴマ入りだ。鬼太郎に出てくるヌリカベを思い起こさせた。前回より味は少々劣るというのが素直な感想だが、栄養価を考えるとなかなかヘルシーなドリンクでグッドです。
生化の女の子は話しやすくていい子ばかりだ。お好み焼きを分けてあげたらパクパク食べてくれた。こういう素直な子が可愛いと思う。今回のお好み焼きの決め手は「水津特製マヨネーズ」の予定だったが、味にかなり問題があった。次回は頑張る。
バナナジュースに使うバナナを求めてジャスコまで行ったが、バナナ王国と書いてあったバナナ売場にはバナナが一本もなかった。ショックのあまり、ジャスコまでの道中で既にもよおしていた大将の尻からバナナがプロデュースされてしまったことは充分語るに値するであろう。
二月九日 晴れ時々曇り
今日は浅野とスプレッダーを作って遊んだ。スタンドを付けたり機能美を追求したものを多く作り上げたが、結局スタンダードな形のものが良いとjeongさんに言われた。どっと疲れた。
ゴルダールさんは「いっぱいいっぱい」という言葉を覚えつつある。
先生「Goldar,how are you?」
ゴルダールさん「いっぱいいっぱいです」
なんて会話が待ち遠しくて仕方がない。
二月八日 雨のち曇り
部屋が汚い。というのも、家の指定ゴミ袋が無くなって、買いに行かなければならないのを忘れていたからだ。
そもそも、業務用のゴミ袋を間違えて買ってしまったのが悪かった。しかし、ルールとはいえ業務用のゴミ袋を出せないというのはなぜなんだろう。大学のゴミ袋はもちろん業務用であるが、袋の中に入っているものは家と大差ないように思えるのだが。とにかく、こんな事言っている間に部屋を片づけなければ、水曜日に飲んだビールの残りや木曜日に食べたアイスの残り等にカラフルな模様がついてしまう。
つい先日彼女と別れてから急に部屋が荒れた気がする。決して彼女が片づけてくれていたのではない。彼女が来るから自分できれいにしていたのだ。今まで一人でできていたことをする気力が起きない。でも、何を言ってももう彼女は来ない。
今日その別れた彼女から、青いマフラーが届いた。手紙など添えてはいなかったし、突然のことだった。
それは少し遅れたクリスマスプレゼントだった。お礼のメールを送ると、
「今まで渡せなかったけど、寒い時期に間に合って良かった。大事に使ってね」というメールが返ってきた。
何でもっと彼女を大事にしてあげられなかったんだろう。もう遅いからこそ、後悔と言うのだ。これからは彼女に出来なかった分、このマフラーを大切に使おう。そして、次に誰かを好きになった時は、その人をもっと大切にしてあげよう。
僕にマフラーは似合わないかもしれないが、これからの寒い間、大切に身につけようと思う。そうやっていつか訪れる春を待つつもりだ。
ただし、今日だけはこのマフラーだけでも僕は充分に暖かいと感じているのである。
二月七日 曇り時々晴れ
シークエンスをした。共通機器室で尾添さんに「今日は夕日が見えるよ」って言われて、久しぶりに夕日を見ることが出来た。暗い建物の中にこもりっぱなしだと、こういう何気ない景色も感動的に映るものだ。
渡辺(由)が「夕日が見えますよ」と言って東の空を指していた。
天才ユカボンだ。
二月六日 曇り時々晴れ
先月の読売新聞の下の方の広告欄に川向先生が載っていた。ユビキノンの生合成と新しい生理的機能という題目の話だ。そして、その隣にはユビキノンの錠剤が売られていた。スッピン素肌美人になれるらしい。
先生の記事の隣にユビキノン製品を載せるのは良いのだが、スッピン素肌美人になれなかった人が製造元ではなくうちの研究室に乗り込んできやしないかと思うとかなり不安である。
トイレスリッパを履きやすい方向に直す革命(今後、スリッパ革命と呼ぶ)は、革命戦士に新たに数人加わった。革命戦士が研究室の半数を超えれば、恐らくこの革命は成功するだろう。持久戦である。
誰か分からないが、SDS-PAGEにSDSを加え忘れて、native-PAGEをまさに天然で行った人がいたらしい。native-BOKEである。
かくいう自分も、泳動装置の+と−の向きにだまされてわずか五分で泳動が終了したことをお伝えしなければならないだろう。
みんな、めげずに頑張れ。
二月五日 曇り時々雪時々雨(なめとる)
ジョンさんとゴルダールさんと香川でごはんに行く。ゴルダールさんは体が小さいのであまり食べなかった。経済的でうらやましい。
羅さんはココアが好きだ。ゴルダールさんが言うには、バングラディッシュでは女性はコーヒーをあまり飲まないそうだ。体型が崩れて美しさが損なわれるとの理由。しかし、コーラをよく飲むと言っていた。あれっと思い、よくよく聞いてみると、バングラディッシュではぽっちゃりしている方が好まれるそうだ。
その後、タバコの健康に及ぼす影響についてゴルダールさんと語った。DNA修復機構の話まで取り上げて話をしたのに、結局タバコを吸う奴は口が臭いというところで話がまとまった。さんざん部屋探しを手伝ってあげたのに、そりゃないだろう(喫煙者←俺←泣き寝入り)。
二月四日 曇り時々雨
寒い。風邪でも引いたか。
ESTを解析しまくる。何かいい因子は出るだろうか。
そろそろ三回生が研究室配属らしい。誰がどんなテーマにつくのだろうか。みんながそれぞれの分野に対して未知の可能性を持っており、テーマごとの向き不向きなどは精神的なものだろうが、それぞれ将来を決める大切な分岐点だ。
二年前、ひょんなことからシイタケをいじることになったが、今ではあの時の選択は間違っていなかったと思う。
これから何度人生を左右するような選択があるかは分からないが、その度に一体自分は何をよりどころに決断を下していくのだろうか。それが自分の芯であり、その芯をしっかり持っていないと、自分が正しいと信じる決断が出来ないだろう。最後に納得するのは自分であり、自分で出した答えを最終的に間違えだったとだけはこれからも言いたくない。
道を切り開く瞬間というのは、別の言い方をすれば自分らしさの確認なのかも知れない。会話の中にすら、小さな分岐点がたくさん散らばっているのだから。是非とも三回生には「テーマがわるかった」などと自分の口から発することのないよう祈りたい。
初めて真面目な事を書いた気がする。
大渡と日野がお茶係に立候補した。このことに関しては、「お前らの下した判断は間違えだ」と言い切る自信がある。
なぜなら、既にクリープが無いからだ。かわいそうな奴らだ。
二月三日 晴れ時々雪
中尾彰のものまねが受けた。調子に乗って福山雅治のまねをしたらすべった。
渡辺(由)を受け持つことになった。テンション高し。ピチピチしやがる。
田邊さんが風邪を引かれたそうだ。ホワイトボードに「体長不良」と書いてあった。
見なかったことにした。
二月一日 曇り時々雪
シークエンスをミスった。可及的速やかにゲルをアルカリ処理すべし。
五時からCD屋でバイトだった。非常にかわいらしい若奥様がCDを買いに子供連れでやって来た。
子供がだだをこねて無理矢理親にCDを買わせていた。いいぞ、子供。
その子の親がCDの取り置きをしておいて欲しいと言ったので、お名前を伺ったところ、「水津」と答えた。
急にあのうるさい子供まで可愛く思えて仕方なかった。
将来、水津の姓を名乗ってくれるのはいったいどんな人で、その人との間にできる子供はどんなんだろう。
そんなことを急に考えてしまった。